Episode2 Script

こんにちは。ともみです。今日もこの Podcast を聞いてくださってありがとうございます。前回のエピソードは聞いてもらえたでしょうか。最近始めたこととかもうやめてしまったこととか、いろんなことを話しました。今回のこのエピソードでは前回の話の中で出てきた文法や表現についてちょっと説明をしていきたいなと思ってます。ちょっと勉強用のエピソードになると思います。

早速始めていきたいんですが、まず最初の方にですね、私が「日本語教師を始めて14年目になりました。」という風に話しています。これも決まった言い方ですね。何かを始めてどのぐらい時間がかかったか、何年前に始めて今何年目なのか、ということを表現する文法です。例えば「5年前に日本に来ました。」この時は「私は日本に来て5年です。」という表現になります。例えば2年前に日本語の勉強を始めました。この時は「日本語の勉強を始めて2年です。」日本語の勉強を始めて今年で2年になります。」こんな言い方をしますね。文法のルールは必ず動詞のて形が来ます。てformがきます。日本に来て5年、日本語教師を初めて14年、そんな感じですね。例えばね、えーと『2年前に結婚した』この時は”いつ結婚したか”ということが問題なんですよね。「いつ結婚しましたか。」「2年前に結婚しました。」でもこの『てform+何年』とか『てform+何ヶ月』っていうこの文法は、”今それを始めてからどのくらい経ったのか”ということを表現する文法ですね。『2年前に結婚しました。そして今年は結婚して2年目です。』この時に「私たちは結婚して2年になります。」「私たちは結婚して2年です。」こんな言い方をします。

そして次に「日本語教室を立ち上げる」ということを話しましたね。日本語教室を立ち上げる。これはね”始める”という意味がありますね。作って..”考えて作って始める”という意味があります。”考えて作って始める”。なので、『最近自分でホームページを作った』ということであれば、「最近新しいホームページを立ち上げました。」という風に言ったりしますねね。「最近自分の YouTube チャンネルを立ち上げました。」。これもまあ、”作って始める”。でも”作って始める”時に必ず考えていますよね。どんなチャンネルにしようかな、どんな内容にして行こうかなって。そんな風に自分で考えて作って始めるという時に、この”立ち上げる”を使いますね。最近私の友達の友達がファッションブランドを立ち上げました。最近といっても2年、3年ぐらい前なのかな。今すごく人気があって、 Instagram でもあのたくさんフォロワーさんがいるブランドなんですけどね。こんな風に新しいホームページを立ち上げる、 YouTube チャンネルを立ち上げる、新しいブランドを立ち上げる、こんな風に使います。

はい。そして次に、私がこの『自分で立ち上げた教室を抜けた』というエピソードを話しました。この”抜ける”という動詞ですね。これはね”やめる”という意味に近いです。一つはそのグループとか会社の中のメンバーだった。でもそこから、それを止めてしまう。なので例えばそうだなあ。私はあんまりアイドルとかセレブとかあんまりわからないんですけど、例えば日本で有名なのは AKB48。例えばこの『AKB48のリーダーをしていた人が、このグループを抜けることになった』とか、私みたいに『自分で友達と一緒に会社を作った。会社を立ち上げた。でも5年後にこの会社を抜けることになった』。なので、自分はそのメンバーだったけれども”そこから出る”という意味になりますね。あとはね、ちょっとだけ離れるとか、ちょっとだけ(外に)出るっていう意味があって、例えば会議をしています。会議をしています。でもどうしてもトイレに行きたくなって、ちょっとだけ、本当に少しの時間だけ会議を抜ける。『会議を抜けてトイレにいった』。後はこれはねあんまりしたくないことなんですけど、映画館で映画を見てる時。映画を見てる時に電話が来て、ちょっと最初は無視してたんだけど、最初は出なかったんだけど、何回も何回も同じ人から電話がかかってくるから、ちょっとだけこの映画を抜けて、この友達に電話をかけ直した。そんな風に使いますね。抜ける。

で次は、私が自分で立ち上げた教室を抜けて一人で活動するようになった。その後「個人契約はもちろん、大使館契約もあって..」 っていう風に言っていますね。 これは『なになにはもちろん、なになにも』という、これも決まった言い方です。『何々はもちろん何々も』。これは『AはもちろんBも』、こういう使い方ですね。例えば、私の娘は食べることが大好きで、フルーツはもちろん野菜も食べます。フルーツはもちろん野菜も食べます。それから、例えば日本にある100円ショップ。これは日本人にはもちろん、外国人にも人気がありますね。日本人にはもちろん外国人にも人気があります。後は漫画。漫画は日本の文化のひとつで、子どもはもちろん大人にも読まれています。で、ここでね、ちょっとわかった人がいるかもしれないんですけど、『AはもちろんBも』。でAはね、当たり前なんですよ。全然びっくりしない。子供がフルーツを食べるとか、日本にある100円ショップが日本人に人気があるって全然びっくりしないですよね。子供が漫画を読む。全然びっくりしない。でもそれだけじゃなくって、フルーツだけじゃなくって野菜も食べるんだよ、100円ショップは日本人にだけじゃなくって外国人にも人気があるんだよ、っていう風に、このAはもちろんBも、Bの方がちょっと難しいものが来ます。ちょっとこう..なんていうのかな。当たり前じゃない、びっくりすること。漫画は子供がもちろん大人にも読まれている。子供が読むことはわかる。でも「あ、大人も読んでるんだ。」ってちょっとびっくりする。私の友達は走るのが好きで、雨の日はもちろん雪の中でもランニングに出かける。雨の日はもちろん雪の中でもランニングに出かける。雨の日にランニングする、それはちょっと分かるよね。あまりびっくりしない。でも雪が降っている時にランニングに行くってちょっとびっくりしますよね。雨の日はもちろん雪の中でもランニングに出かける。雪が降っている時でもランニングに出かける。こんな風に使います。

そして次に、なになにをしているうちに..あ、そうそう『フリーランス日本語教師になりたいっていう人たちの話を聞いているうちに、私もやっぱりセミナーやろうかなって思うようになった』。で、こういう『何々しているうちに』っていう文法ですね。これはね、AをしてるうちにBになってきた。Aをしている間にBが始まるというイメージですね。Aをしている間にBが始まる。例えば、本を読んでいるうちに眠くなってきた。本を読む前は眠くなかった。でも本を読んでいる時、だんだん、少しずつ眠くなってきた。Aをしている間にBが始まる。本を読んでいるうちに眠くなってきました。例えばテレビでハンバーグのテレビコマーシャルを見ているうちに、ハンバーグが食べたくなってきました。ハンバーグのテレビコマーシャルを見ているうちに食べたくなってきました。このコマーシャルを見る前は食べたくなかった。でも見ている間にちょっと食べたくなってきた。あとね、例えば日本のアニメや漫画を見ているうちに日本語が上達した。上手になった。日本のアニメや漫画を見ているうちに日本語が上手になった。漫画を見てる間に少しずつ日本語が上手になってきた、ということですね。あとね、そう、これもあったんだけど、私の友達が韓国に留学してたんですよね。私はあんまり韓国って興味がなかったんだけど、正直に言って。全然悪い意味はないんだけどね。だけどこの友達が留学して、その韓国での生活を色々話してくれて、私はその生活の話を聞いているうちに本当に韓国に興味が出てきて、実際にその友達が住んでいる韓国に遊びに行きましたね。すごく楽しかったです。もう料理も美味しいし、人も明るくて楽しいし、そうすごく楽しかったですね。韓国に住んでいる友達の話を聞いているうちに自分も韓国に行きたくなって、実際に行ってしまった。ですね。なので、何々しているうちに、これもてformだね。〇〇ているうちに。で、この後ろにくる動詞は、何かが始まるという意味がある動詞。始まる意味がある。眠くなってきた、とか、食べたくなってきたとか日本語が上手になった。こんなふうに、変化。変わるという意味がある動詞が入ります。

で次、”やっぱり”。これよく使うよね”やっぱり”って。これは、いろんな意味があるんだけど、 一つはね、もう1回確認するってことね。もう1回確認する。例えば私は日本語教師という仕事が好きです。私は日本語教師という仕事が好き。これは私分かってる。知ってる。知ってます。でも、こうやってこの Podcast のエピソードとか、まあ誰かに対して「私はこの仕事が楽しいんですよね。」って話してると、「ああ本当に私好きなんだな。」ってもう一度確認する。その時に「やっぱり日本語教師という仕事が好きなんだなー。」って、やっぱりを使いますね。例えば皆さん、日本語の勉強は簡単ですか。難しいですか。多分「難しい」っていう人が多いと思うんですけど、この難しいことはもう皆さんわかってますよね。日本語って難しいって。でも、分かってるんだけど、こうやってこのエピソードを聞いたり、自分でテキストを見たり漫画を読んだり、日本人の友達と話していると、「難しいな」ってもう一度確認する。もう一度感じる。この時に、「日本語難しい。わかってる。でもやっぱり難しいな。」。もう一度感じる、もう一度確認した時に使います。「やっぱり難しい」。

例えば皆さんが、自分のお母さんが作った..うーん何がいいかな。コーンスープがすごく好き。自分のお母さんが作ったコーンスープがすごく好き。でも、もう皆さんは両親と一緒に住むのをやめて、一人で住むことになった。でも例えば時々夏休みとか冬休み、そういう時にその自分の家に帰って、久しぶりにお母さんのそのコーンスープを飲んだ。で、そのコーンスープ美味しいし好きっていうのはもうわかってるけど、でも久しぶりに飲んだら「ああやっぱり美味しい。やっぱりこのコーンスープ大好きだな。」って思う。もうわかってるけど、もう一度確認したっていう時に使います。

でもう一つ。”やっぱり”はね3つ意味があって、”もう一度確認する”ってのが一つ目。で、もう一つが”I knew it”って感じですね。そう、I knew it。例えばね、私の友達のCatiっていう友達がいるんだけど、Catiはね、いつも出かける時に雨が降るんですよ。毎日毎日いい天気だったけど、例えばCatiの子供の誕生日パーティーをね、最近したんだけど。公園で。でもその時もやっぱり雨が降ってきちゃって。今”やっぱり”って言っちゃったけど。その..”I knew it!”。Catiがここにいるから雨が降る。うん、そうだよね。って。そうそうそう。I knew it。やっぱり。

あと例えば、そうだな。そうね。私が子どもの頃に毎日一緒に学校に歩いて行っている友達がいたんですけど、その友達がね、絶対10分とか15分とか遅れてくるんですよ。絶対に。まあその時間ぴったりに来るっていうことは本当になくって。だから彼女がいつも遅れるっていうことは、もう私も知ってるんですよね。でも例えばその友達がね、「本当に毎日毎日ごめんね。」って。「遅くなって待たせてごめんね。」って。「明日は絶対大丈夫だから。明日は絶対智美より早くきて、ここで待ってるから。」って、言ってくれたんですよね。でも、次の日、次の日の朝、いつもその友達に会う場所に行ったら、私の方が早く着いた。あーやっぱりね。I knew it. っていう感じですね。

はい。次。次がね、”意見を変える”。これが三つ目だね。”やっぱり”の意味の三つ目。意見を変える時。これも私よくやっちゃうんだけど。例えばレストランとかで、「なんか毎日お肉ばっかり食べてるから今日は魚にしようかなー。」と思って魚のメニューを見てるんだけど、「なんかあんまり美味しそうなのさそうだなあ。やっぱりお肉にしよう。」。お魚を食べるつもりだったけど、このメニューを見ている時に意見が変わって、「やっぱりお肉が食べたい。やっぱりお肉を食べることにする。」ってこんな風に意見が変わる時ですね。例えばね、彼氏に浮気された。彼氏が浮気した。私と彼は付き合ってるカップルだけど、その彼が別の女の子と遊んでた。浮気してる。だから別れよう。別れる。もうさよなら。でも実際に彼に会って彼の顔を見て話してたら、「やっぱり別れたくない。」。彼に会うまでは別れるつもりだったけど、会って顔見ちゃったら「やっぱり別れたくないな。」ってこの意見が変わっちゃう時ですね。この三つがやっぱりの意味。一つ目は再確認、もう一度確認する。お母さんが作るコーンスープが大好き。でも久しぶりに、1年ぶりにこのお母さんが作ったコーンスープを飲んだら「ああやっぱり美味しいな。」って。知っていたけど、もう知っていたけど、でももう一度確認した。「うーんやっぱり美味しい。」。

そして二つ目の意味が、”知ってた”。I knew it。だよね。Catiと一緒に出かける時はいつも雨が降る。で、今日も雨が降った。ok, I knew it。やっぱりね。やっぱり今日も雨が降ったね。はい、そして次に”意見を変える”。そうそうそう。もう彼と別れようと思った。でも顔見たら「やっぱり別れたくなくなっちゃった。」意見を変えるとか、意見が変わる時だね。「お肉が食べたい。いや、やっぱり魚にしよう。今ダイエットしているから。」っていう風に、その意見を変えるときに使います。

他にもまだあるんですけど、ちょっと今日このエピソードが長くなりそうだから、ここで一旦終わりにしたいと思います。何か質問があったら、気軽に。なんだっけ。なんか質問できるようにしておきますので、遠慮なく質問してください。今日も楽しんでもらえたら嬉しいです。最後まで聞いてくれてありがとうございました。また次のエピソードで話しましょうまたね!


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